一番古い記憶はパーテーションで区切られた、真っ白い長机のあるスペース。
私は母の膝に乗せられてて、向かいに座ったベストを着たOLさんみたいな服のおばさんが私を褒めて母は嬉しそうだった。
で、おばさんが持ってる白い粘土板みたいものにお母さんが私の手のひらと足をぐーって押し付けた。ちょっと痛かった。
で、粘土に押し付けられた手が汚れた感じがしてすごく嫌で、気持ち悪くてちょっとグズった。
…という記憶があるんだけど、いつのなんの記憶だろ、って聞いたら母がめちゃくちゃビックリして、生後半年になる頃に百貨店で半年記念の手形と足型を取ったと。たんすの奥底に眠ったその記念プレート見せてくれた。ちなみにそれ見るの初めて。

ちなみにそれが原因かどうかは分からないけど、未だに手に汚れがつくのは苦手で保湿クリームとかも塗れない。
あといきなり手やら足やら粘土板に押し付けられて嫌だったから、なんでも初めてのことを赤ちゃんにするときは声かけてからしようと思う。