フーゾク店で働くママが急増!? 性風俗のいびつな現場とは?

最近では、若い主婦やシングルマザー、未婚妊婦の性風俗店への応募が少なくないといいます。
そうした背景から、彼女たちが働きやすい環境を用意すべく、このような託児所をマンションの一室に設けているのだとか。
「現実」に即した風俗店の素晴らしい対応だと言えますが、一方で小さな子どもを持つ多くの母親が風俗店で働いているという「現実」には愕然とします。

働くママが、性風俗業界で働くには様々な、そして個別な理由が考えられますが、大きな背景としては貧困問題があるでしょう。
子どもを養うため、「それなり」の給料を得るには風俗店で働かざるを得ない......。彼女たちにとって、風俗で仕事をすることは、最後に行き着く先と言えるかもしれません。

 しかし、現在の風俗業界、実は"狭き門"だといいます。
坂爪さんの調査によると、実際に風俗店での面接の採用率はかなり低いとのこと。
お店のなかには、「10人中、1、2人程度」しか採用しないというところもあるとか。当然、店側は採用時に、女性の容姿や仕事に対する姿勢を問うわけですが、多くの場合はその条件に満たないといいます。
また、未経験者よりも経験者が優遇されることもあり、採用率は非常に低いものになっているようです。

 つまり、本人が覚悟して性風俗の世界に飛び込もうとしても、働きたくても働けない女性が大勢存在するという現実があるというのです。
結果、より条件の良い性風俗店での勤務は難しくなり、"風俗の墓場"とも言える激安店に問い合わせるしかなくなるといいます。

http://dot.asahi.com/webdoku/2016021600086.html?page=2