（>>864のつづき）

急に電車に乗ることになって事情も知らずはしゃぐキチ子。
私を逃がさぬよう、にらみ続けるキチママ。
やがて、乗車から1時間半たった頃、キチ子の疲労が限界に達したのか、
キチママにこう訴えかけました。

「ママー、何時に帰れるの？ ドラえもん、始まっちゃうよー。」

我（が）を通すことが娘への迷惑になっていることでさすがに気まずくなったのか、
キチママは次の駅に着いたときに私に向かって「もういい！」と言い捨てて、
キチ子を引っ張って降りて行きました。
私の勝利。 v(^o^) 引き続き、自宅への帰り道を続けました。

キチママは、慣れない路線と思われる駅で降りたあと、
ちゃんと帰れたのかな。
戸塚駅の中でも1番線は「高崎線直通」・「宇都宮線直通」・「総武線直通」が
同じ線路の上を走るから、
乗り間違えたら帰れずに全然違う所に連れて行かれるんだよね。
ぜひとも乗り間違えてちょうだい。
正解の電車に乗れたとしても、元の駅に着く頃にはドラえもん終わってるね。
ご愁傷様。

【補足】
「私の車は、このSCに止めたわけじゃありません。」
という、キチママに対して言ったセリフは、決してウソではありません。
自宅の駐輪場に、2個のタイヤと2個のペダルが付いた車を
止めてあるという意味です。チリンチリーン。

おわり。