核実験で「死の地域」と化す吉州、脱北者が証言
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/11/06/2017110600919.html

北朝鮮が6回にわたる核実験を実施した咸鏡北道吉州郡一帯が「死の地域」と化しつつあるという証言が相次いでいる。
吉州郡出身の脱北者は「木を植えれば80%が枯れ、井戸は干上がった。奇形児も生まれた」と話した。
北朝鮮は核実験を行うたびに「放射能漏れは全くなく、
周辺の生態にいかなる影響も与えなかった」と説明してきたが、住民の証言はそれとは食い違っている。

脱北民が参加する北朝鮮研究団体「サンド研究所」(旧統一ビジョン研究会)が
昨年7月から9月までに吉州郡出身の脱北民21人の聞き取り調査を行った結果、豊渓里とその周辺の住民は6回の核実験でさまざまな被害を受けていることが分かった。

吉州郡出身の脱北者Aさんは「吉州郡の産婦人科医院で肛門と性器がない奇形児が生まれたという話を現地の親戚から聞いた」と話した。
脱北者は「吉州は核実験が行われた豊渓里の万塔山から流れ下る水が集まる盆地状の地形なので、吉州郡の住民は皆が豊渓里からの水を飲む。
放射能汚染が心配だ」と話した。
別の脱北者Bさんは「吉州に残った家族と電話で話したが、
6回目の核実験直後、豊渓里の井戸が全て干上がったと聞いた」と語った。
(略)