うちの近所のセコケチかどうかちょっと微妙な奥様。

うちが引越し前に荷物をまとめていたときのこと。
「手伝ってあげる〜」と上がってきて、頂き物やまだきれいな状態の子供の
おもちゃなどをさっさとまとめ、
「週末、フリマ出店することになってるから、売ってきてあげるよ!!」

ま、どうせもう使わないと思ってたものだし、いいかな〜とそのままにしといた。
そして週末。奥様、意気揚々とうちにやってきた。
(ごく近くに移動するだけの引越しだったので、依然としてご近所)

「この前の色々さ、全部で1万円で売れたよ〜」
「これ、何も言わずに受け取ってくれる? ほら、引越しってお金必要だから、
ほんと、取っといてくれていいから〜」
とポチ袋をくれた。
中身、500円玉1枚。

「うち、これからお寿司行くから、じゃね〜!」
颯爽と去って行った。

去年は「ねえねえ、中学の制服ない?」とやってきた。
ちょうど高校に入った娘のお下がりがあったので、クリーニングしてないよ、と
そのまま差し上げた。

で、それからあまり会う機会もなく、そのままだったのだが、今日、電話が。
「制服ありがとー。お礼に行くから!」

…保険会社の封筒に入った500円の図書カードを持ってきてくれた。
なんかの景品でもらったのかな〜と思いながら、とりあえずありがとうとお礼。
話の流れで、長く患っていた私の母が去年の暮、亡くなったのよ〜とか
言っている内、
「大変。何か整理するものがあったら、手伝わせて〜」
母が長年、お店をしていたことを知ってるんだな。
「いや、もう片付いたから大丈夫よ」と言うと、ものすごく残念そうに
「…言ってくれたら、フリマとかできたのに…」

うん、まあ、ふだんはかなりいい人なんで、COするつもりはないんだけどね。
完全、うちは「カモちゃん」なんだな〜と改めて認識したお話しでした。