神奈川県横須賀市保健所は1日、同市走水の防衛大学校で、10歳代の男子学生が侵襲性髄膜炎菌感染症を発症して死亡したと発表した。

発表によると、男子学生は7月20日朝に発熱。昼頃に出血斑が現れたため、市内の医療機関に入院したが、25日に死亡した。

同校は全寮制で、男子学生と接触する機会が多かった学生や職員計42人を検査したところ、うち10人が保菌者と判明した。抗生物質の予防投与を行った結果、1日現在で発症者はいないという。
市保健所は感染拡大の恐れは少ないとみている。

市保健所によると、国内人口の0・4%が保菌者とされる。血液や髄膜液内に入ると発症し、重症化すると意識障害やショックを起こして死亡する場合もある。

配信2017年08月02日 08時48分
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