女子学院の公式HPを見ていて、生徒が書いた次のような一文が眼に留まりました。

(前略)
 さらに「原爆をなぜ落とされたのか」というお話にも深く考えさせられた。
落とした側だけでなく、日本、特に日本政府にも大きな責任があるということだ。
日本は原爆を落とされても仕方がないような行為をアジアの国々にしていたし、
実際に原爆のおかげでその国々の人々は、日本の侵略から逃れられたのだ。
(後略)
http://www.joshigakuin.ed.jp/jg_news_bk2002_7-2.htm#hirosima


日本の過去の「侵略戦争」にもちろん問題はあるとしても、それによって、
21万人もの罪もない広島・長崎の市民を核爆弾で虐殺することが正当化される
ことになるのですか?
1945年8月6日時点で、すでに日本の敗戦は誰の眼にも明らかでした。
原爆を米国が落とさなくても、アジアの人々は遅かれ早かれ日本の侵略から
逃れられたはずです。

上記の文章は、事実関係をゆがめて原爆投下における「日本の責任」なるものを
不当に強調し、実際に原爆=最悪の大量破壊兵器を開発し実戦に使用した国の責任を
事実上不問に付しています。
この生徒は、中学校入学前から、このような自虐史観を持っていたのでしょうか?
それとも、女子学院に入学してから、このような歴史観に脳が洗われていったのでしょうか?

そして、こういう作文を誇らしげに公式HPに掲載する学校のメンタリティー。
なにか、恐ろしい感じがしてきました。

https://www.inter-edu.com/forum/read.php?476,196147,page=3