185続き
結局そのまま夕方まで、子宮口がジリジリ開くのをずっと待ってた。
夕方頃になるとなんだか周りが騒がしく、先生やら助産師はたまたいつも受診の方にしかいない看護師まで勢揃いでバタバタ。
聞き齧ると、私より後に来た妊婦が先に分娩室に入る→高齢で体力なし&中身が大きいから普通から帝王切開に変更も、血液型が実は超特殊?で合わない。
近隣から持ってきた輸血も足りない程死にかけの大出血、でもこんな状態で救急車も乗せられないだのワーワーしててこっちは完全に子宮口開いてるのに放置プレイ。
壁には「いきみ逃しグッズ勢揃い!お申し付け下さい☆」の優しいポスター、でも声をかけるとめっちゃぞんざいに扱われ、何故か顔に押し付けられるテニスボール。
トイレは一人で行くなと言われても、呼べど待てど来ないスタッフ。

そんな事してる間にもう片方残ってる分娩室に、またもや私より後に来て、しかも二人とも全開放置だったのにただ早く気付いて貰えたからってだけで先に連れて行ってもらえてる妊婦。
大出血妊婦と先に気付いてもらえた妊婦の出産と安定をただひたすら待つ私。

結局先に気付いてもらえた妊婦が出産したのが日付を更に超えて午前1時。
忘れさられいきみ逃し過ぎてか寝不足過労かゲロまで吐きグッタリしてる私を横目に、
本当は安静にしておかなければいけない経産婦となった彼女が、体制を変えないよう5人に抱えられ別の陣痛室のベッドに移動。

そこからやっと私のターン。
やっとこさ分娩台に乗り、点滴やらベルトやらやって貰ったりあちら側の用意が出来たら10分もせず2回程いきんでスポーンと、●と共に産まれた。
分娩室に入ってから30分で産んだ。医者がベルト付けるまで待って!とか言ってる間にいきみ初めて直ぐ出たから切開もなかった。
散々待たされてたから、いきんでイインダァー!って解放感と共にやっと出せる全力ううぅー!とか頭がハッピーになってた記憶はある。
そのままカンガルーケアとか記憶に無いまま寝てた。

感想と反省点
夫は勝手に生きていけるので、ご飯頑張って作る優しい妻とか演じない。
夜更かししないで寝る。トイレとゲロに行けないかもしれないので、ご飯は食べ過ぎない事。