★★インフルエンザ ・・・・ウイルスは悪者なのか? −23− ★★

ウイルスや細菌は、自然の中に身を潜め、
ときに姿を変えて、脈々と生命をつないでいます。

ワクチンによって天然痘という怖い病気が
世界から撲滅できたのは、非常にまれな成功例です。
インフルエンザ・ウイルスとは違って
ほとんど変異しないウイルスであったため可能だった偉業です。

    インフルエンザは天然痘と違って
    一週間もすれば治ってしまう病気です。

人類の誕生とともに
長く共存してきたインフルエンザ・ウイルスが撲滅されてよいとは思えません。
自然環境の行き過ぎた破壊は、
いつか私たちにしっぺ返しをもたらすことは、公害や環境悪化で経験していることです。

共存可能な感染症の流行までも封じ込めた結果
本来なら
自然の免疫の力によって守られるはずのゼロ歳児が----麻疹に感染!
などと言う事態におちいったのです。
これはある意味 人間の力で「自然を破壊」している行為です。

衛生状態の公衆衛生も向上した今、子どもが命を落とすことはそうありません。
強制してまでワクチンを打つ時代はすぎました。

   病気にかかりながら、強い免疫を得る方がずっと良いし
   ウイルスとの共存の道を選ぶ方が、よほど賢い選択だと言えるのです。