★★インフルエンザ ・・・・ 症状は体の防衛反応 −25− ★★

ウイルスが体に入ってくると
私たちの体が自然に、全力でウイルスを追い出そうと働き出します。
たとえば、
    毎年冬になるとノロやロタによる胃腸炎がはやりますが
    これらの多くは、突然吐きはじめます。

    子供が突然吐き始める病気は、だいたい心配のないものであって
    99%胃腸炎だと思ってください。 
その場合は、
長くても半日くらいでおさまるため、そのまま家で見ていてかまいません。
なぜ吐いているかというと、それは口からウイルスが入ってきて
自分の「自然治癒力」が不要なものを口から出そうとしているからです。

    口から全部出しきれずに、ウイルスが腸に入っていくと、
    下痢が始まり、ウイルスが全部いなくなると自然に下痢は止まります。
でも、ウイルスだって
なるべく外へ出されないで腸内で頑張ろうとするから、3日から5日くらいは抵抗します。
だから下痢が止まるまで3〜5日くらいかかると思ってください。
というわけで、
    吐くのも下痢をするのもウイルスを外へ出すための
    体の防衛反応だから止めない方が良いということです。

同じようにインフルエンザ・ウィルスが体に入ってくると
異物を排除しようとして鼻水や咳、など出てきて
高温に弱いウイルスに対して体温を上げていきます。
このとき
    薬で体温を下げるとウイルスが活発に動いて
    脳症の原因になる場合があります。

これらノロやロタ、インフルエンザなどのウイルスに対して
子ども自身の体が自然に防衛本能が働く、
としても
「ワクチンをプラスしといた方が良い」と
両親が判断するのであればそのようにすればよいでしょう。