○選考に影響する「年収」「課税標準額」について
選考では正確には「年収」ではなく「課税標準額」を用いているところが大半です。
 [額面年収−所得控除額=課税標準額]
控除の大小はありますが、結局、概ね年収順 ≒課税標準額順になります。
というのは課税標準額を出す際の控除(所得控除)も様々ありますが、大きな差がつくのは医療費控除くらいです。(※医療費控除は最大200万(夫婦なら400万))
医療費控除は確定申告必要(年末調整では無理)の為、高額の医療費控除(不妊治療等)してる人は確定申告必須です。
なお、ここでは年収を基に話が進むことが大半ですが、皆さん自分(世帯)の額面年収は把握していても、課税標準額は把握していない方が多く、上記の通り年収順≒課税標準額順ということもあるため便宜上の流れです。

○住宅ローンやふるさと納税について
まず課税標準額と税額は単純化すれば以下です。
 [額面年収−所得控除額=課税標準額]
 [課税標準額×税率−税額控除額=税額]
住宅ローンやふるさと納税は概ね「税額控除」であって、課税標準額を確定させた後に控除するものです。
つまり税額に影響はしますが「課税標準額」、保育園の選考には影響与えません。