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★ 5年前の猛吹雪 娘抱きかかえ父親死亡 助かった少女は今

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180302/k10011348401000.html

5年前の3月2日、北海道湧別町で、猛吹雪の中、当時53歳の父親の行方がわからなくなり、翌朝、小学生の娘を抱きかかえるようにして死亡しているのが見つかりました。
親戚の男性がNHKの取材に応じ「助かった娘は中学校で生徒会長を務めるなど元気に暮らしています」と近況を語りました。

5年前の2日、北海道東部は低気圧の影響で猛吹雪となり、オホーツク海側の湧別町では、当時53歳の岡田幹男さんが車で娘を迎えに行ったまま行方がわからなくなりました。
岡田さんは翌朝、車から300メートルほど離れた場所で、9歳だった小学生の娘を抱きかかえるようにして死亡しているのが見つかりました。

当時の状況について、岡田さんの親戚で、行方不明になった日の午後3時半ごろに電話で連絡を受けた村川勝彦さん(72)がNHKの取材に応じました。
村川さんによりますと、岡田さんは当時、「車が雪にはまって動けなくなった」と話し、村川さんは「消防や町に連絡して救助に向かうので待っていてくれ」と呼びかけたということです。

その後、繰り返し電話をかけても岡田さんには通じず、村川さんは「寒さに耐えられなくなって車の外に出たんだと思うが、車内にいたほうが安全だと、もっと強く伝えるべきだったかもしれない」と話しました。
亡くなる直前まで歌を歌い娘を励ます
村川さんは助かった娘から岡田さんが亡くなる直前まで歌を歌っていたと聞きました。

「岡田さんは娘を溺愛し、酒を飲むといつも娘の名前を入れた替え歌を歌っていた。
亡くなる直前まで、娘の名前を入れた替え歌を歌って娘の上に覆いかぶさるようにして抱いていたが、そのまま声がしなくなってしまったと聞いた」

そして助かった娘について「当時、全国の皆さんから支援をいただいたおかげもあって、中学校で生徒会長を務めるなど元気に暮らしています。
彼女がこのまま元気に成長してくれることを祈っています」と話しました。