児童相談所って絶大な権限を持って当然です。虐待家庭から児童を保護するために必要な公権力の行使です。虐待であれ、
ネグレクトであれ、最近は子供が死に至る重大事例が頻発していることから、児童相談所も訴訟を覚悟で虐待家庭から児童を
守る行政処分を実施しています。それを国連が勧告していると持ち出しても、ダメですね。児童保護とはまったく無関係ですから。

児童を問題家庭に帰すためには、学校と児童相談所に故意または過失があったことを立証しなければなりません。また、保護
者が児童を受け入れるためには、児童相談所が当時保護が適当と判断した保護者の精神状態、経済状態等の改善も示す必
要があるでしょうが、厳しいと思います。

児相の問題を追究している人々は、同じ経験をした家庭がほとんどです。児童虐待は本人たちは無意識にやり、継続性があり、
児童への被害はネグレクトを含め甚大です。当然、児童相談所は法令の手順を踏みながら、虐待家庭から児童を引き離すわ
けですが、虐待家庭はそれが不快でしょうがない。自分がやったことを棚上げし、親としてのプライドを傷つけられたことのみを
優先させる。その心の支えが国連勧告であり、類似の事例家庭です。

学校であれ、児童相談所であれ、保護した児童を戻すことには新たな事実や改善が明確でない限り怖くて戻せないです。
その後の結果が見えるからです。虐待家庭への本当の支援とは、保護児童を受け入れるグループホーム等へ有形無形の寄付
をするのが一番です。