「家族写真、いらない」あきらめた夢かなえる撮影会有料記事

 家族の思い出の記念写真が一枚もない。障害児の家庭では珍しいことではないという。世の険しい視線にさらされ諦めてきた夢をかなえようと、神奈川県大和市の障害児支援施設「えっぐねすと」が家族写真の撮影会を開いた。全国から衣装が寄せられるなど共感が広がり、会場は喜びの涙であふれた。撮影会は、障害者への理解が深まることを願い、毎月続けられることになった。

 2月の週末。初の撮影会を迎えた。施設に、照明や幕をセットして仮設スタジオに。未体験のイベントへの挑戦に、集まった家族もスタッフも、不安でいっぱいのスタートだった。

 5歳の男の子が、撮影の舞台に立った。自閉症があり、和服に着替えるだけでもつらく、機材に囲まれ緊張が増す。ボランティアのスタッフが、たっぷり時間をかけて対応した。

 うつむいていた男児が一瞬、カメラに向かい、にこやかな表情になった。両手を上げ、体の向きを変えた。普段は人と目をあわせず、カメラに関心がない子が初めて見せた姿だった。

 「最高だね」。会場はどよめき、みな満面の笑みになった。涙も浮かぶ。男児の父(34)は「家族写真は別にいらないと諦めてきました。ここでは、息子のことをわかってもらえ、安心できる。感激です。多くのご家族に諦めないでと伝えたい」。一家5人の写真を初めて手にし、祖父母に贈ると大喜びだった

https://www.asahi.com/sp/articles/ASL3J541JL3JUBQU011.html

なんで家族写真がないのが、「世の険しい視線」のせいになってるの?誰も撮るななんて言ってないし。
だいたい、嫌がってるのに写真撮るのは虐待じゃないの?