なぜ? LINEからも逃げ出し始めた若者たち
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180117-OYT8T50016.html?page_no=1

コミュニケーションインフラ「LINE」

LINE社の媒体資料によると、LINEアプリの2017年9月時点の日本国内のMAU(月間アクティブユーザー数=月に1回以上アプリを使った人の数)は約7100万人。なんと日本の人口の55.2%に及ぶ。

総務省の通信利用動向調査によると、16年の個人のスマートフォン普及率が56.8%。この数字を踏まえると、日本のスマホ所有者の9割以上がLINEを使っているといってもいいかもしれない。
日本では立派なコミュニケーションインフラに成長したといえる。

一方、調査会社・マクロミルの17年7月のインターネット調査(15歳以上のユーザーが対象)によると、LINEユーザーのうち、40代が22.5%、50代以上が23.8%。一方、15〜19歳は10.3%、20代が20.7%だ。
全年齢層に広く浸透しているものの、意外にも中年以上の層が半分近くを占める一方、20代以下は3割強にとどまる。

16年1月の同調査では、40代が17.4%、50代以上が18.4%だったのに対し、15〜19歳が11.6%、20代が24.8%だった。この時点での「国内登録者数」は約6800万人。
20代以下の人口が減っていることも影響しているだろうが、それだけではない可能性もある。少しずつとはいえ、利用者が「高齢化」する一方、若者の「LINE離れ」が進んでいるかのように見える。