「香川から引っ越してこられたケースでありますけれども、ここからの連携がどうだったのかという点も残りますし、また、今回担当の品川の児相が、出掛けたけれども会えなかったというようなことも重なりました。まさに不幸が重なってしまった」

と続けましたが、これは「不幸が重なった」のではなく、単純に品川区児童相談所が現認を怠ったということに他なりません。

警察と情報共有をしていれば、それでなくても案件を抱えオーバーワーク気味の児相職員を赴かせることなく、

地域の「お巡りさん」が現認をしていれば、父親が二度書類送検されていることもわかり、平均体重を7kgも下回る12.2kgとなっていたことに気づき、すぐに保護ができたことでしょう。

亡くなってから警視庁が取り調べをするのではなく、生きているときになぜ警察官が行けなかったのでしょうか。

それは、虐待事案を児童相談所が抱え込み、児相が「必要とした場合」のみ情報提供し、結愛ちゃんの事案を「危険性が低いと判断」して、今回警察と情報共有していなかったからにほかなりません。

本来あまり公表されないはずの証拠物件が警視庁により、次々と明らかになる情報提供を見ますと現場の警察官の怒りと憤りと、悲しみを見るのです。