「親ー子」だけの関係、あるいはその投影でしか人と関われないのが「不登校」とか「ひきこもり」。
つい親は「饒舌な子」を見て、学校ガー、友達ガーと思ってしまう。
ところが、学校とか、カウンセラーとかに話にいっても、どっか「見下されてるような……」。
そんな経験ありませんか?それはどうしてか知っていますか?

不登校児のうち「親に饒舌」な子って、実は「自分を保護してくれる大人」なら、「親じゃなくても」よく喋ってるんですよね……

子供が「学校の問題点」を、家庭で親に饒舌にしゃべってる。
実は、おんなじように、学校の教員とかカウセラーに、

「親の夫婦喧嘩」「親の浮気」「家庭の財政状況、借金」「親戚つきあいのトラブル」「親の『育て方』の問題」「親の暴力(ほとんど被害妄想)」

を、饒舌に語っていたりします。
どれも、「仕方ないじゃん」「親だって人間じゃん」と思うようなことが多い。
「それ、親に対して失礼じゃない?」って言い方も良く耳にしますね……
でも、不登校児は相談して、依存して、「助けてもらいたい」わけです。
そういう様子を見てると、学校や友人の「批判」もちょっと割り引いて聞いたほうがいい…と思うことがよくあります。
全員とは言いませんが……結構こういうことって多いんですよ。

気が付いてました?

親と会う側としては…
「……この人…こんな問題を起こしてるんだ……」
って内心思いながら、親と面と向かってたり……(もちろん親には絶対にそのことは言いませんが……)

一方で、親は、子供の言うことだけをまるっきり信じて、学校や友人だけを批判してる。
こうして、親と支援者の間の溝は、どんどん広がっていってしまう。
そういう現実もあるんですよね……