ダウン症「みんな堕ろしているから自分も」
陽性90%超が中絶…新型出生前診断の拡大がはらむ危険と怖さ


新型出生前診断が一般診療化されたり、近所のクリニックで学会の指導もなく行われたりするようになると、その倫理観のバランスも崩れていく心配があります。
「みんなが受けているのだから自分も受ける」「みんながダウン症の赤ちゃんを堕ろしているのだから自分も堕ろす」というふうに、私たちの意識が変化していったらそれは怖いことだと思います。
 出生前診断には、劣っている者を排除しようという「優生思想」が背中合わせになっていることを忘れてはいけません。
 そして、「健常児を授かる」ことを最優先とし、優生思想を正当化してしまうことがいかに危険か、私たちは意識する必要があるのではないでしょうか。
 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190120-00010000-yomidr-sctch