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奈良の病院 救急搬送の「出動先」を間違える 赤ちゃんは死亡
01/23 19:33

伝達ミスで場所を確認せず、名前が似ていた別の産婦人科に誤って出動したということです
奈良県総合医療センターの「ドクターカー」が、県内の産婦人科から心肺停止の状態で生まれた赤ちゃんの救急搬送を依頼され、誤って別の産婦人科に出動していたことがわかりました。

赤ちゃんは、死亡しています。

奈良県総合医療センターによると、1月18日、県内の産婦人科から心肺停止の状態で生まれた赤ちゃんを搬送するため、「ドクターカー」の出動を依頼されました。

これを受け、ドクターカーは依頼から約30分後に産婦人科に到着しましたが、この産婦人科は別の産婦人科でした。

その後、ドクターカーは依頼から約1時間10分後に依頼元の産婦人科に到着しましたが、赤ちゃんは搬送されることなく死亡しました。

依頼を受けたセンターの職員と、小児科の医師との間の伝達ミスで場所を確認しなかった結果、名前が似ていた別の産婦人科に誤って出動したということです。

センターは遺族に直接謝罪していますが、到着前から心肺蘇生が続けられていたものの赤ちゃんの状態が改善しなかったことから、到着が遅れたことと死亡との因果関係は「ないと考えている」としています。