★ 認可外ベビーホテル2施設 都の改善勧告後も営業続ける
東京都は、認可外の2つのベビーホテルが職員の数などで都の基準を満たさなかったうえ、指導に従わなかったなどとして改善勧告を行ったことを公表しました。改善勧告のあと、
2つの施設の廃止届が出されましたが、都は同じ場所で名称を変えて営業を続けているとして、対応を検討しています。

改善勧告を受けたのは認可外の24時間営業のベビーホテルで、大田区の「プレイキャッスル京急糀谷」と、町田市の「24時間託児所VABOO」です。

都によりますと、2つの施設はいずれも町田市内にある会社が運営していましたが、平成25年度以降、子どもを預かっている時間帯に職員を複数配置するという都の基準を満たさなかったうえ、
繰り返し行われた指導に従わなかったほか、都の立ち入り調査を拒否するケースもあったということです。

都によりますと、運営会社の代表者は「複数の職員を配置するよう努める。通告なしの調査は業務の支障になると思い、断った」と説明していたということです。

都は去年9月、2つの施設に対し、法律に基づく改善勧告を行い、その後、運営会社は去年12月末で2つの施設を廃止すると届け出ました。

ところが、都の調べで、同じ場所で名称を変えてベビーホテルが運営され、運営会社の代表者が以前と同じだったということです。

このため、都は改善勧告の事実を公表したうえで、現在の施設の状況が改善されているかどうか、さらに調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190219/k10011820631000.html