初公判では、検察の証拠調べの中で、なぎさ被告と勇一郎被告とのLINEでのやり取りも明らかにされました。

去年2月、心愛さんが「お父さんに叩かれたというのは嘘です」などとする児童相談所あての文書を書かされた際には、勇一郎被告からのLINEでの指示に対し、なぎさ被告は
「了解、ちゃんと書かせるね」と返信していたということです。

また、なぎさ被告は勇一郎被告に対し
「わたしと次女が寝ているのをみはからって、冷蔵庫から牛乳を飲もうとしていたよ、ありえないよね、またこっそり出てくるはず。本当におまえはなにさまかとむかつくよね」
などと、告げ口をするような内容のメッセージも送っていたということです。

また、心愛さんは亡くなる4か月ほど前の去年9月に、なぎさ被告の携帯電話を使って勇一郎被告の母親にみずから電話し、勇一郎被告から暴力を振るわれていることを訴えたということで、この電話をきっかけに心愛さんは勇一郎被告の両親の家で、一時、暮らしていました。