「今回、せきや発熱などの症状が治まったかに見えて、再び悪化するケースが見られます。通常、特定の
ウイルスに対抗する抗体は3〜4週間で体内に生成され、抗体ができると、その後は再感染の可能性は
低くなります。ただ、抗体が生成されるまでに完治した場合、再度感染することも考えられる。突然変異に
ついては、現時点では考えにくいでしょう。変異したかどうかはPCR検査で分かるので変異後のウイルス
感染者が出てきてもおかしくありませんが、今のところそうした症例は確認できません。変異か否か判断する
ために必要な検査結果が、まだ十分に蓄積されていないのではないでしょうか」

■「2回目」は心停止で「突然死」の恐れも

 いずれにせよヤバいのは、再感染した場合は重症化する恐れがあることだ。「突然死」する可能性まで
指摘されている。「タイ・メディカル・ニュース」に加え、米「ニューヨーク・ポスト」と台湾のニュース
サイトは、新型コロナの「震源地」である中国・武漢市で治療にあたる医者のコメントとして、
「(新型コロナに)2回感染する可能性は高い。1回目の感染から免疫によって回復しても、服用した薬が
心臓に負担をかけ、2回目に感染した際に抗体が機能するどころか病状を悪化させてしまい、心不全によって
突然亡くなってしまう」と報じているのだ。

 今回の新型コロナはまだまだ正体が見えない。発生当初、厚労省は「ヒトからヒトへの感染は確認されて
いない」と、ノンキだったが、後に「ヒト・ヒト感染」することが分かった。「飛沫・接触」のみといわれて
いた感染経路についても、より危険な「エアロゾル」感染の可能性まで浮上している。今後、ウイルスが
変異しても何ら不思議ではない。もし、一度かかってしまったら、「2回目」にはくれぐれも要注意だ。