私には連れ子なし、妻の連れ子は女の子で同居した時点で中3の思春期真っ只中でした。関係構築は慎重にせねばと、ネットや本などでしっかり調べて時間をかけて関係を築いていきました。いろいろなアドバイスを読みましたが、共通していたのは適度な距離感と養親としての責任感が大切ということでした。それらの点に気をつけて接してきて、同居から4年たったいまはとても良い関係だと思います。向こうはどう思っているのかわかりませんが、私にとっては大切な娘だと感じています。
連れ子には、お父さんと呼ばなくても良いし思わなくても良い、でも私はあなたの保護者であなたの味方だと言うことだけ最初に伝えました。そして、同居後はできるだけ干渉せず見守るような気持ちで接するようにしてきました。あとは、連れ子に経済的不自由はさせないということは守るようにしましたが、その一方で、お金の使いかたについては自分でしっかり管理するようにということを、母親を通して伝えました。
正直、女子高生の頃はだらしない生活態度などを目にするとイラッとしましたが、私から注意することはせず、母親の方から注意してもらうようにしていました。お金の使い方も、最初は今までもらったことのないお小遣いを一気に使ってあとあと困ったりしていましたが、追加のお小遣いを逐次渡すことはしませんでした。
今は大学生になりずいぶんしっかりとしてきました。お小遣いとアルバイト代を計画的に使うようになり、いつか海外に行ける状況になった時のためにために、貯金をしはじめたと母親づてに聞きました。今でも私のことをニックネームで呼び、普段はあまり会話することもありません。なにか注意する必要があるときは今でも母親を間に通して伝えています。それでもたまに、娘は私に直接、困りごと、悩みごと、大学の勉強で解らないところの相談をしてくれることもあり、信頼されていると感じています。