★だしパックの煮すぎが原因? 保育園の給食で食中毒 東京

東京都は16日、墨田区内の保育園で給食を食べた1〜6歳の園児28人に、一時的に腕や顔に発疹などの症状が出たと発表した。
都によると、墨田区保健所は、きつねうどんのスープから検出された化学物質「ヒスタミン」が原因の食中毒と断定。
給食の調理業者が、ヒスタミンが入っていた市販のだしパックをメーカーによって定められた調理法よりも長く煮て、抽出された可能性があるとみている。

都によると、ヒスタミンは赤身魚などで繁殖する菌によって生成されるといい、使用済みのだしパックから微量が検出された。
だしパックのメーカーは煮る時間を10分間としていたが、給食の調理業者は45分間煮ていた。
都は「記載されている用法を守ってほしい」と呼びかけている。


保育園では11日昼にきつねうどんなどの給食を提供。
園児75人を含め91人が食べた。園児28人に発疹などが出たが1時間ほどで収まり、いずれも軽症だった。

https://www.sankei.com/smp/affairs/news/201116/afr2011160029-s1.html