実家の親が無くなってから「お母さんの料理教わっておけば良かったなぁー」とか言うボヤキを知り合いから聞いたりする
うちの母はメシマズ母だったので自分にはお袋の味的な物は全く無くて曖昧な相槌で流すしか出来ない
やたら手の込んだ不味い料理より冷食がご馳走だった
給料は全部自分で使った上に借金する博打狂いの父親だったから母親が働いて稼いでたんだけど、父親は専業主婦並の家事が出来てないと怒鳴り散らして暴れるクソで、料理に不慣れな母親には色々無理だった
長女の私が料理をするようになって母親は解放されたけど、それでも実家で何を食べて生きていたのか記憶がほぼ無い。たまに、あれ不味かったな…というマイナスの記憶が蘇る事はあるのに
お袋の味がある人は幸せな家庭に育ってる人とイコールだよなぁ
ナチュラルに、全人類が同じ物を持っていると疑いもしないでお袋の味を語れる人生が欲しかったわ