★生き物をおもちゃにするのが教育?保育園の指導方針に疑問の声

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 茨城・結城市のある市立保育園で、「子どもは生き物をおもちゃにして遊ぶことが教育」という指導方針のもと、生き物たちのずさんな管理が行われているという相談がに寄せられた。

 問題となった保育園に5歳の娘を通わせる保護者の男性によると、園では散歩中にオタマジャクシやカエル、カブトムシなどの生き物を子どもたちが捕獲。男性は「水を張っただけのバケツや砂場の砂を敷き詰めただけの飼育ケースにそれらの生き物を放置したり、時には泥団子に入れて投げつけたりして、次の日には死んでしまうということが常態化している」と保育園のずさんな管理の実態を語る。

 見かねた男性が「水槽や飼育セットを寄付します」「生き物のお世話もこちらでやります」と申し出たところ、保育園の所長から「飼育するために捕まえてきているわけではない」「幼児は自分より弱い生き物をおもちゃにして遊ぶことが大事な教育。うちの園ではそういう方針でやっているので」と断られてしまったという。

「子どもが遊びの中で虫を殺すことはありますし、飼育の仕方が間違っていて死なせてしまうことも仕方がない、子どもたちにとってはそれもいい経験になると思います。ただ、大人の側が『子どもは生き物を殺すことが教育』と言い切ってしまう姿勢はどうなのか。自分も子どものころに虫を殺したことがありますが、少なくともそれは親や先生の前ではやってはいけないことだと思っていました。虫をいじめていたら『かわいそうだからやめようね』とか、死なせてしまったら『次は死なないように工夫してみようか』とか、命の大切さを教えることこそ教育ではないでしょうか」

(中略)

 保育園を管轄する結城市役所子ども福祉課の担当者は、取材に対し「本市ではそのような教育方針のもと指導は行っておりません」と文書で回答。

(中略)

 また、今後の対応については「今回、保護者様に疑念を抱かせることになってしまった職員につきましては厳重に注意し、今後、保護者様への説明時に誤解を招くことのないよう指導を徹底してまいります。現在、今回の対応について保護者様におわびし、誤解が解けるよう再度ご説明をさせていいただいているところです」としている。

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