★以前通っていた小学校への転校「不可」に 医療的ケア児の教育環境に不安と疑問

https://news.yahoo.co.jp/articles/6a4da48a2dce9d6e26fe02a2905a1f2de4f5eb4c
西日本新聞「あなたの特命取材班」に、医療的ケアを必要とする子どもがいる女性から疑問が寄せられました。
小学校への通学を希望したところ、1年生のときは完全付き添いで通学できたのに、転居を経て経て再び同じ小学校への転校を希望すると「不可」と判断されたそうです。「友人に囲まれた環境で育ってほしい」と願う女性。教育委員会や関係団体に取材しました。

小学5年生の医療的ケア児の息子がいます(写真)。息子は水頭症のほか、左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)欠損があり、4歳で急性脳症を発症。
そのため、気管切開に伴うたん吸引や胃ろうからの経管栄養、人工呼吸器の装着などの医療行為が日常的に必要です。その息子の登校先についてです。
友人に囲まれた環境で育ってほしい―。そんな願いから、小学1年の時は福岡県久留米市内の小学校を希望し、
保護者の完全付き添いで通学できました。その後、2年生の時に引っ越し、佐賀県内の特別支援学校へ転校となりました。
5年生で再び久留米市に戻ることとなり、就学相談で前と同じ小学校への転校をお願いしました。完全付き添いを承知の上であることも伝達しました。
しかし、学校側は医療的ケアが必要なことと、てんかん発作などを理由に「不可」となり、結果的に特別支援学校による「訪問教育」と判断されました。