まだ続けるか!藤井四段の昼食ばかり報じるテレビの「罪」

記録ストップでも稀代の中学生には引き続き興味の目が注がれており、関西将棋会館で行われた順位戦の対局が各メディアで報じられた。
各社とも、昼食にカレーうどん定食を選んだと報道し、昼飯が話題となる状況に変化はないようだ。

藤井フィーバーについて、電王戦などを取材してきたライターが顔をしかめる。
「将棋の取材といえば、観戦記者に限られていた。それが、将棋を知らない記者が大挙して訪れており、現場はひどい混乱に陥っています」
中でもひどいのがテレビ局だという。観戦記者がほとんどいないこともあり、あくまで事件報道の一環として捉えているようだ。
「彼らのほとんどは状況が理解できないため、対局中も別の作業をしてばかり。テレビ向けのわかりやすい動きばかり報じています。正直、藤井フィーバーはありがた迷惑ですね」

どんな鋭い手を指しても、知らない人にとっては「絵」にならない。そんなテレビ局の認識が、昼食ばかりを報道し続ける理由になっているようだ。