豊田利晃が監督、松田龍平が主演を務める「泣き虫しょったんの奇跡(仮題)」の製作が決定。
同作にRADWIMPS野田洋次郎も出演することがわかった。

プロ棋士・瀬川晶司の自伝的小説「泣き虫しょったんの奇跡」をもとにした本作。幼い頃から将棋一筋で生きてきた主人公・晶司が、
“26歳の誕生日を迎えるまでに四段に昇格できない者は退会”という新進棋士奨励会の規定により、
26歳にして社会の荒波に放り出されながらも、再び夢を実現させるため挑戦していくさまが描かれる。

晶司役の松田と、晶司の親友であり最大のライバル・鈴木悠野役の野田は、5月より瀬川の指導のもと、将棋の指し方や棋譜の読み方を学んでいるという。
松田は「瀬川棋士に指導していただき、駒に触れるたびに将棋の魅力に引き込まれています」と、
野田は「百戦錬磨の俳優の方々の中で自分がどれだけのことができるか不安は尽きませんが、
楽しみを見つけながら少しでも僕自身この作品にプラスのエネルギーを提供できるよう精一杯努めたいと思います」と述べる。

また、17歳まで新進棋士奨励会に所属していた経験を持つ豊田は「少年時代、将棋の世界に生きていた僕は将棋を憎んでました。
原作を読んだとき、その憎しみが消えていくように涙が出ました。もう一度、謙虚に、将棋の世界を見つめ直したいと思っています」と心境を語った。

なお豊田と松田が監督・主演の形でタッグを組むのは、2001年公開の「青い春」以来16年ぶりとなる。松
田は「この映画で豊田監督とタッグを組んで挑めることをうれしく思います」と、豊田は「松田龍平と新しく出逢えるチャンスを与えられたことに喜びを感じています。
と同時に龍平と組むときは絶対負けられないという思いがあります」とコメントを寄せた。

「泣き虫しょったんの奇跡」は8月末にクランクイン。2018年の公開を予定している。

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