今週の週刊ポストに、里見の退会の件での記事があった。
女流最強の里見がプロになれなかったわけだが、それでも里見がプロ棋士に劣ると示されたわけではないとして、
「観戦記者」なる人物からのコメントがあった。
それによれば、里見は女流棋戦だけでも年間20〜30局は指す。三段リーグを含めると、
年間対局数は60局ぐらいになる。
藤井6段が今年度68局、羽生二冠が51局で、里見の年間対局数はトッププロに匹敵する。
それによる体力的な負担や精神的なプレッシャーは並大抵ではない。
将棋では相手の得意戦法など事前研究が欠かせない。相手は1期18局にすべてを賭けてくる。
奨励会一本に専念していれば、結果は違った、と。