その上、昨年秋の三浦事件で、会長職まで辞することになったのは、無念であったろう。私も当事者だったが、あの時点では『文春砲』の危険もあり、棋士、将棋連盟、棋戦のすべてが傷つく恐れがあった。棋戦を守れたのは運営者として、最低の責任を果たしたと思っている。

 しかし谷川九段は強靭な精神力の持ち主だ。一連の騒動が終わり、藤井四段で世間の空気がガラッと変わったら、また勝ち出したのである。



【勝負師たちの系譜】谷川九段は強靭な精神力の持ち主 「重責」「騒動」経てA級復帰照準へ
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