今から約100年前(1922年)に空手は日本本土に沖縄から来た唐手家によって紹介された。

当時の若い学生達は、従来の投げや寝技の柔術と違い、突きや蹴りを主体としたその真新しい武術に夢中なり
またたく間に大学間で部活が出来上がった。ここら辺はwikiを調べてもらえばより分かる。

年々、本土では新しい武術である空手部に入部したり町道場に入門する人も増えていき、大会も開かれるようになったが
当たり前のことだけど空手は乱暴なイメージがあり、空手をよく知らない人から見たらあまり良い印象は無かった。
そりゃそうだよな、普通に目の前で話てる人間の拳にギョっとするような拳ダコがあったら、別に何かした訳じゃないけど
物騒なイメージを持つのはしょうがない。

修行者が増える一方なのに、普及から50年経った戦後でも、空手に対するイメージは良くなかった。
特にやらない人にとっては怪訝に映ったらしく、1970年代の剛柔流の道場の前では、稽古の自由組手の時間になると
巡回中のパトカーがわざわざやってきて道場の前で止まって監視するなんて事もあった。ようするに危険視されてるんだな。

さらに50年経った今でも、やはり空手修行者は乱暴で怖いイメージはあるけど、昔ほどでは無くなったし
オリンピック採用などもあり大分理解が広まった。普及から100年でやっとこれ。それでも日本武道界や
古武術界などから見れば、空手(唐手)の地位ってのはまだまだ低いけどね。

市場が大きくなったり競技人口が多くなったりしても、比例して社会的地位が上がるって訳ではないんだよ。
まして1〜2年のシャドバに面接で聞いた事がないとか、何を求めてんだか。