今日の見どころは時間攻めしてくる糸谷の読みにない好手を指せるかだった
見させてもらいました
それもソフトを上回る好手を3手も

まず、43歩
ソフトは攻め合うと先手が負けると読んで評価を下げている
ソフトの評価が正しいのかを見るため、攻め合うと後手玉が先に詰むところまで学習させてから手を戻してやる
すると、ソフトの評価も43歩が最善手に変わる
そして59金
このように、攻めと受けの複雑な組合せの変化を読んでしまうのが藤井の強みだ
ソフトもここで一度受ける大山流が最善と見てるが推奨手は69金打
これも、深く読ませると69でなく59に打つのが最善と判定するようになる
最後が75銀
ソフトの最善手は85銀
たしかに85銀のほうは95歩からの端攻めも見せているが、75銀は82飛と粘られると紛れもある
ところが、われらが藤井聡太は82飛なら詰みがあることを瞬時に読んでいて75銀を選んだ
ソフトも詰みがあることを学習してから手を戻してやると85銀でなく75銀を最善手に変えてくる
藤井聡太恐るべし