>>781
 「将棋を指すからには、タイトルを目指していきたい。
僕も本当に将棋が好きですし、もっと興味を持ってくれる方が増えたらうれしいことです。
その一助になれたらうれしいです」

 将棋の話になると、途端に会話の内容が大人びる。
プロとしての意識の高さが伝わってくる。

「憧れの(プロ棋士の)先生はいないんです。いい部分を勉強するというか。
今は勝ち負けにとらわれ過ぎないように。
実力がないのに、結果を求めても仕方がないので。
実力を高めることに集中したいです」

3年後に控えた2020年東京五輪・パラリンピックには、藤井4段と同年代の若者たちも、メダル候補として日本を沸かせる。