カトモモはこれからが本当に強くなるかも。

里見は奨励会二〜三段ぐらいの時期に、香川、甲斐、カトモモ(奨励会1級)にタイトルを奪われた。
これはあまりに屈辱だっただろう。

西山は奨励会二段の頃にカトモモ初段に0-3で負けた。
「二段の力を見せたい」と抱負を述べてこの負け方は、これも屈辱。
里見、西山、両者ともそこから気を引き締め、相当な努力をして力をつけたことは間違いない。

カトモモは、16歳からほぼずっとタイトルホルダーだから気が甘くなっても当然だろう。
だから1級まで落ちた。
今は努力して二段も近いが、無冠になり、将棋で同性に負けて本当に悔しくなったのは生涯初だろう。

1〜2年後ぐらいにはかなり強くなってる可能性がある。
男性棋士は、奨励会の時から、ライバルに悔しい思いを何度もしながら、強くなっている。