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乙!です。

相横歩取りは、先手が「正確に」指せば、先手が良くなる、と言われてるけどね。
公式戦での前例はないかと、将棋データベースで調べると、なんと名人戦で指されたことがあったみたい。

名人戦、先)羽生三冠-森内九段戦(2005年6月2日)

▲2六歩、△3四歩、▲7六歩、△8四歩、▲2五歩、△8五歩、▲7八金、△3二金、▲2四歩、△同歩、
▲同飛、△8六歩、▲同歩、△同飛、▲3四飛、△8八角成、▲同銀、△7六飛、▲7七銀、△7四飛、
▲同飛、△同歩、▲4六角、△8六歩、▲同銀、△7三角、▲同角成、△同桂、▲7七銀、△5二玉、▲8一飛、
△8五飛、▲同飛成、△同桂、▲8八銀、△8七歩、▲7九銀、△4四角、▲6六歩、△2八歩、▲同銀、△6六角、
▲6四歩、△9九角成、▲6三歩成、△同玉、▲6四歩、△5四玉、▲6三角、△4四玉、▲2四飛、△3四歩、
▲2一飛成、△8九馬、▲3六桂、△5五玉、▲3二竜、△同銀、▲7四角成、△7八馬、▲同銀、△6八金、
▲4八玉、△5八飛、▲同玉、△同金、▲同玉、△6六桂、▲6七玉
まで69手で先手羽生三冠の勝ち

△8六歩、▲同銀に△7三角、▲同角成、△同桂、の局面で▲7七銀、が冷静な一手だったのかな。
後手は結局、ここで一枚歩を損したことで、後の「攻め」が繋がらなくなったね。

この将棋は残念ながら先手が順当に押し切ったけど、後手は他にもいろいろ工夫できそう。
研究が進めば、相横歩取りの「復活」もあるかもね。