>>92 「ソフトが指した7七歩」という表現は良くないね
将棋の表層をしかなぞっていない

塚田正夫時代からポナが▲7七歩〜▲3六飛をやるまでは
歩を打つのは低い陣形と隙の無さを活かしての短期決戦が主張であり
愚形が残るので持久戦にしたら損だというのが定説であり誰も疑っていなかった
だから歩で受ける形は他2つと比べて急戦調の手しか選べないこと愚形が残る(解消に手数かかる)ことで
ハッキリ劣るというのが共通認識としてあったわけね

そこにポナが「歩で受けるんだけど飛は引く」という旧来の価値観では損とされる指し方を見せた
その作戦はあとから調べても破綻なく持久戦にしたほうがもしかしたら作戦勝ちしやすいのかもと
あの形の認識を180度回転させたところに価値がある
だから飛を引いた以降の指し手、序盤構想に価値があるんであって
ソフトが歩で受けたということ自体には価値はない