168 名前:名無しさん@恐縮です[sage] 投稿日:2018/06/08(金) 23:17:29.05 ID:x0UxJA2o0

当時からすでに千駄ヶ谷の会館は老朽化しており、若手の羽生は建て替えを主張していた
まだバブル崩壊直後くらいだったので、お金を出してくれるスポンサー(新聞社とか)もいると思ってた
羽生は人望もあったし、事前にいろいろ声をかけて「賛成」派が多数になることは確実だった
ところが資金面で問題が起きる
全ての棋士から賞金の〇パーセントを強制的に徴収して積み立て、新しい会館が完成したら全額返却するというアイディアだった
ところがそれだと、タイトル保持者などたくさん稼いでいる人はいいが、賞金の少ない若手、すでに引退が近いベテランや中堅棋士などが反発
これらの棋士たちが根回しして「反対」派をどんどん増やしていった
そして、棋士総会で多数決をとったら、「反対」が上回って否決された

羽生としては、自分もいろいろ声をかけて「賛成」派を増やしたつもりでいたのに、ひっくり返されてしまったことはショックだったらしく
会長や理事職など、政治には関わらないというスタンスになってしまった