気軽に将棋を指せるバーが東京の西日暮里「あるじゃん」だ。記者のように十数年指していないような者がフラリと行っても楽しめるのだろうか。

せっかくだから一局、指させてもらおう。ハイボールを飲んでいた大学院生に手合わせを願った。男性はアマ初段を目指しているという。
小学生の頃に覚えた四間飛車で、守りを固めずに一気に攻め立てようと試みたが、角筋を読み落として崩されてからは攻めあぐね、気づいた時には詰まされた。
久々のヘボ将棋でも、やはり悔しいものだ。悔しくなると飲みたくなる。そうか、すぐに注文できるではないか。ハイボールを手に感想戦をするというのは、なかなか粋だ。