羽生は1989年、19歳のときに竜王になった
このとき、全日本プロも優勝し、順位戦もC級1組を全勝している

タイトルは竜王だけだが、強くてもタイトル挑戦までトーナメント戦を勝ち上がるのは難しいので、すでに十分最強期に入っていたはずだ
全タイトルを総なめにするのに25歳まで待たなければならなかったのは、羽生が強くなる必要があったというよりは、獲得タイトルを増やしていくのに必要な期間であり、いくらか対局相手が弱くなるのを待つ必要があったということだろう

つまり、羽生は最強期といえる時期に定年超過の大山に4勝5敗だったのだ