麻雀はルールの問題が気になる。
日本で普及しているゲームで麻雀くらい行く先々でルールが違うゲームはない。
それは、ゲームを面白くする要素もあるが、技術を評価する基準で難しさが出てくるし、
ゲームの品格という点でも欠けてる部分が生じてくるだろう。
麻雀が技術を競うゲームとして発展するにはまずルールの統一が必要になると思う。
(それは難しいという話について)
でもそれが麻雀に携わる人たちの仕事だろう。不可能を可能にしないといつまで経っても変わらない。
現実にルールはバラバラで自分に馴染んだルールで楽しんで終わりになってしまう。
若手の育成も統一ルールが基本だ。そこで技術を競えば強い弱いという実績が
数字となって出てくる。ルールが違い何も違うとなれば、勝負の結果はツキですまされやすいし、
強い弱いの判断基準がはっきりしない。
私が思うにルールが統一されてないからお金を掛けるんだと思う。
ルールが統一されてみんなが技術を争うようになれば技術への愛着が深くなるし
掛けなくても十分楽しめるゲームになると思う。
若い人たちにとっても技術の基準というものがもっと明確になるのだから努力する目標ができます。
ルールがまちまちでは勝っても負けてもツキや運で片付けられ勝負内容は
それほど意味を持たなくなってしまう。それならばお金でも掛けて真剣味や緊張感を増そうとするのは
当たり前のことなんですよ。
ルールが統一され、掛けない麻雀が楽しめるようになった時、今とは違って目で
麻雀が見られるようになるし、一級品のゲームとしてほんまもんになると思う。
麻雀界の発展のポイントがそこにあると思う。

1981年のインタビューより