「ひこたんの連勝が止まっちゃった〜」
「やったね〜」
「えぇ〜〜ん」
「ひこたん自分が1番って言ってるけど、俺の方が強いんだぞ」
「数年前まではあきらくんの方が強かったけど、今は僕の方が強いもん」

「ひこたんが強いの根拠は、ひこたんが冠持ってるからだろ?俺だって持ってるよ。冠は何個もあるんだから」
「みんなは僕が持ってる冠が、一番豪華だって思ってるもん。ねぇこーちゃん、そうだよね?」
「こーちゃんを巻き込むなよ。話がややこしくなるだろ」

「う〜〜……」
「ひこたん納得した?」
「うん…あきらくんありがと。みなさまお疲れさまでした」
「よし、帰ろう」
「こーちゃん大丈夫?……知恵熱かなぁ」

「一言一句先生に伝えようと思ってパンクしたんだろ?」
「こーちゃんスパイなの?」
「かもな。ひこたん、念のために次の先生とのは全然違う作戦で行けよ」
「うん、頑張る」
「はっきり言って、先生は衰えが見え始める歳。他は俺たちと同年代。先生を仕留めそこなうとやばくなるからな」