羽生は常にトップにいるうちに、どこが全盛期かついに分らなくなった。不調になっても押し返すその姿は、寄せては返す波のようだ。

「第76期名人戦」PVのために書き下ろされた先崎学九段の『昇る落日』と題した文章を公開 http://originalnews.nico/92948

羽生はいつも変革者で革命家だった。まだ荒っぽかった将棋界を、彼は自分が勝つことによって変えてみせた。

 藤井聡太が出てきた時、羽生は、彼ならばこの世界を健全に回してくれると思ってホッとしたはず。


うつ病から回復した先崎九段が書いたと思うと、文章が違って見えた。