将棋ファン、棋戦の協賛会社、三浦九段への誠意を示すために辞任すると言いながら、辞任を決めた一番の理由が「心身ともに不調」では、三浦九段をはじめとした多くの棋士は納得しないにちがいない。
会見は会長の体調不良を理由にわずか15分、質疑応答はたったの5分だった。谷川会長が説明責任を果たしたとは、誰も思わなかったのではないか。

一連の不祥事で明らかになったのは、谷川会長は人の上に立つ者には向いていなかったということだ。
ポストが人を作るということがままあるが、谷川会長においてはそういうことは起きなかったということである。