20代にして対局態度は泰然自若として落ち着きがあり、今流行のハズキルーペをかけて
対局に臨んだ豊島二冠が、漫才師の舞台衣装のような背広が大人気で、きよし師匠に
頭をはたかれて自慢のオールバックがざんばらになったやすし師匠のような大橋四段を
難解にして泥沼化した終盤を制して鮮やかに破った見応えのある一番だった。
平家の落ち武者のようなワイルドな髪型が大人気の松尾八段の解説もわかりやすかった。
豊島二冠とは対照的に、30代にして落ち着きのない生活をする飯野さんの司会もよかった。