豊島、名人頼む
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豊島将之2冠サンタ、19年の夢は「名人戦に出たい」…クリスマスフェスタでファンと交流 12/24(月) 11:03 スポーツ報知 Yahoo
(抜粋)
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レアなサンタ帽姿を披露した豊島将之2冠 - Yahoo!ニュース(スポーツ報知)

 「いちばん怖いものは…虫です」「カレーを食べると将棋の調子が良くなるんです」「映画はハリー・ポッターの続編を最近見ました」。知られざる素顔のエピソードこそがファンにとって何よりのクリスマスプレゼントとなった。

 2010年度からタイトルに4度挑戦して届かなかった俊英にとって、18年度はブレイクスルーイヤーとなった。7月、棋聖戦5番勝負でフルセットの末に羽生善治を破り、初タイトルを奪取。9月には、王位戦7番勝負で再び最終局まで戦い、26歳の菅井竜也を撃破。一気に2冠に躍り出た。「タイトルを取ることをずっと目標にしてきたので、良かったな、と思います」

 夢に達しても、クリスマスプレゼントをもらった子供のように充足するつもりはない。現在、名人挑戦権を争う順位戦A級で6戦全勝と首位を走る。春に開幕する名人戦7番勝負での佐藤天彦名人(30)への挑戦権を懸け、残り3戦を戦う。「やはり名人戦には出てみたいなと思います。昨年度は年明けに負けが込んでしまったので(後半5戦で4敗)、今年はチャンスだと思うので頑張りたいです」

 羽生の27年ぶりの無冠転落は、さらなる変革期の予兆となった。唯一のダブルタイトルホルダーとして、未来をどう見ているのか。「競争はかなり厳しいと思っています。自分と同じくらいの力を持った人が今は20人か30人くらいいます」。
そして、具体名を1人だけ挙げた。「藤井(聡太七段)さんがさらに実力を伸ばしたら、タイトルを独占するくらいの力になるかもしれないので、何とか戦えるようになっていないといけないと思っています」。謙遜ではなく本音に聞こえる。

 誰もが「求道者」と声をそろえる男。クリスマスの予定は…。「26日に年内最後の対局(竜王戦1組・三浦弘行九段戦)があるので、終わるまでは将棋を一生懸命やりたいですね」。