王将リーグ6回戦、豊島二冠戦。

先手番で角換わりの腰掛け銀ではなく早繰り銀を採用。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/ab/120a36c34e2a40eb1c2bfc3df3225df7.png
△77歩を利かされて△55銀と攻め込まれていますが、ここで▲77桂と歩を払うのが狙いの一手。
部分的には△66銀▲同歩△同角とするところですが、▲63歩が痛打になります。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/67/c19522dd609dae2ecfa400a89569d8dc.png
図は終盤、先手玉に先に詰めろが掛かりましたが、▲65角が攻防手になりました。
△76金▲55玉△57竜なら▲45玉と逃げられるのがこの手の意味で、角で47の地点をカバーしているので△47竜がありません。
この手で先手玉はピンチを脱しての勝ちでした。

リーグ成績は4勝2敗で12月3日(月)に糸谷八段とのプレーオフとなりました。
1勝2敗になった時は目標を挑戦から残留にチェンジしていましたが、そこから3連勝は自分でも意外な結果です。
「開幕前特集」で「これから若い世代に対抗できるかどうか、自分にとってもこのリーグが試金石になる」と言ったんですが、
そういった意味では勝ち越しという結果が出て良かったです。