やっぱり対応力が抜群なんだろうね

渡辺棋王といえば固い玉が好きで、対振り飛車では穴熊か左美濃。
矢倉でも穴熊に潜ったりするくらいだった。

ところが最近は玉を固く囲わない戦いが主流になっている。
角換わりでも後手は玉を42〜52あたりに動かして手待ちをし、22まで持っていくことは
あまりない。先手も88に入城した玉を79に戻したりする。

この“戦法の変換”に見事に対応してみせた。
王将戦では、直近の2戦は玉を78(後手では32)に置いたまま戦い、快勝している。
本当は叡王戦挑戦者決定戦第1局、菅井―永瀬戦のような相穴熊を指したかったのだろうが・・・・・。