将棋ファンの聖地「みろく庵」3月末で閉店へ
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桧垣さんによると「去年の10月、東京オリンピックの開催を契機に建物を建て替える話があり、
3月末までに立ち退くことになっていた」という。

「社長も70歳を超え、体調も悪かった。どこかで撤退できたらな…という思いもあった。
でも、従業員もいるし、将棋会館さんにも良くしていただいているし、将棋ファンを始め、
馴染みのお客様もたくさんいるのでどうしようかなぁと…考えていましたが、立ち退きを機に閉店を決めました」

ただ桧垣さんによると、今年2月に入ると、建て替えの話が撤回されたという。

営業を続けることも考えたが、従業員たちはすでに次の転職先が決まっていたり、
遠方に引っ越すことが決まっていた。

「従業員を新しく雇って頭数を揃えたら…と思われるかもしれませんが、うちの従業員はみんなプロ。
藤井(聡太)七段のフィーバーをきっかけに忙しくなっても、長年培ったコンビーネーションで乗り切ってきた。
うちはチェーン店じゃないし、別の従業員を…というのは考えられない。一人欠けても、多分無理なんです」

「みろく庵は創業36年、今日から37年目なんです。36年、“みろく”でキリがいいじゃない。
だからいい機会だから、ここで撤退しようと決めました」