谷川兄


週刊文春の記事が先行して出ると知った渡辺竜王は、「記事を出さないで欲しい」と記者に伝えたようですが、止めることはできなかった。
取材に応じたのは10月12日に三浦九段への処分が決まった後で、「週刊文春と一緒に悪巧みをしたということはない」と強調していました。
一方で「白黒の観点はもっと慎重に話すべきだった。話したのは自分の落ち度だった」と述べていました。

渡辺竜王は「第三者委員会の見解は堅持すべき。検証がおかしいと言うつもりはない」とした上で、あくまで「棋譜の観点」からの訴えで、
三浦九段であろうと誰であろうと「あれだけ材料が揃ったら言わざるをえなかった」「個人的な悪意とか恨みからではない」ことも強調していました。

渡辺竜王も、我々の集めた署名をネット上で読まれているようです。ただ現在、連盟側と三浦九段の間で補償に関する話し合いなどに折り合いがついていない。
ある程度の折り合いがついたら、何らかの話をする用意はあるようでした。